格安アメリカ大学!コミュニティカレッジ留学でかかる年間の学費

教室

ツイッターで質問がありましたので、私の進学しているアイオワ州のコミュニティカレッジでかかる費用をまとめておきます。コミュニティカレッジは2年制の州立大学で日本でいう短期大学にあたります。

メリットとしては下にまとめてあるように費用が安いことと大学の規模が小さいことが挙げられます。

詳しいことはこちらの記事をご覧ください。

コミュニティカレッジから留学を始めて良かったと思う3つの理由
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支出

留学前には大きな支出が出ることはありませんが、計画的に準備を進めないと留学に間に合わなくなる可能性が出てきます。

留学前

パスポート 10年間有効 ¥16,000 or 5年間有効 ¥11,000

*未成年の方は5年間有効のパスポートしか発行できないので、必然的に5年間有効のものを取ることになります。

SEVIS費 $200

アメリカの移民データベースへの登録費として200ドルがかかります。高いような気がしますが、支払う以外に方法はないので諦めましょう。

VISA申請料 $160

TOFLEiBT・英検・TOEIC受験費 $230 or ¥5,000 or ¥5,725

ほとんどの4年制大学ではTOFLEのスコアを求めていますがコミュニティカレッジの多くでは英検2級A、もしくはTOFLEで英語能力を証明することが可能です。

出願料 $20-50

アメリカの大学では出願料に日本ほどの費用はかかりません。

渡航費 ¥100,000-¥200,000

渡航費を削減するためには半年近くから飛行機を予約しておくのが一番安いです。

Google Flightsというサイトが簡単に安く空港券を買うことができるのでおすすめです。

*留学斡旋費 ¥80,000-100,000以上

留学において削減可能な費用はこの留学斡旋費にあたります。自分でもできる大学への出願とVISAの申請を企業に委託して、その代行料を支払います。

海外進学のための留学斡旋会社を選ぶときに気をつけるべき3つのこと
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私は高校三年の夏に留学することを決めてから合わせて10社以上を見て回りました。

多くの業者が20万から100万を請求している中、破格に安い会社を見つけたのですがそれでも8万円かかります。

8万円もあればパソコンが買えると判断し、留学手続きは全て自分で行いました。

アメリカ大学進学の出願を斡旋業者に頼らず自分で行った方がいい4つの理由
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到着後

生活必需品 $100-500

当然アメリカに着いた時には寮では支給されないものを買うことになります。

トイレットペーパー、タンス、ストレージ、シャンプー、シーツ、まくらは誰しも必要になります。

私の寮ではレンジ・テレビは共用の部屋に置いてありました。

共用部に冷蔵庫はなく(あっても他の人に食べられてしまうので置いておけないですけどね)多くの人はレンジ・冷蔵庫・テレビを揃えていますね。

私の場合はテレビを見ることはないので買いませんでしたし、冷蔵庫は買わなかったので、たまにルームメイトのを借りています。

レンジもルームメイトの使っているので買ってないです。

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学期毎

授業料 $4,000

一単位あたりで計算されます。田舎のコミュニティカレッジでは$200×12単位(留学生がアメリカに滞在する資格を持つための最低単位数)が最低金額になります。

それに加えてStudent FeeとMaterial/Lab Feesを請求されました。これらは施設維持費のようなもので$200です。

寮費・食費 $3,000

一週間で17食(土日の朝食はでない)を含んだ寮費です。学期間の長期の休みは含まれていないです。

食費・生活費が全て含まれていて、寮に住む場合は節約の使用がないのですが、一人暮らしを始めるとまた変わってきます。

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保険 $350-600

私の大学では授業料の支払いとともに自動的に請求される仕組みです。

AIUなど日本の保険会社を使用する方法もあります。

教科書 $100-600

これは大きくクラスにも変わってくるのですが学期ごとに大体このくらいのお金がかかります。キャンパス内で買うと高くつくのでおすすめはアマゾンで中古の教科書を購入することです。

使い終わった後は校舎内で買取を行ってくれるので、本屋さんに売りに行くのを忘れないようにしてください。

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毎月

娯楽費・食費・生活費 $50

私は週末に友人と映画に行くということだけでしたので毎週$8とチャイニーズブッフェの$11だけでした。

田舎に留学する利点として、使い道がないので必然的にお金を節約できるということが挙げられます。

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寮で食事が出るのですが、少し小腹が空いた時のために一応食料は置いておきます。

あとはシャンプーやトイレットペーパーなど必要に応じて購入しています。

携帯代 $50

学校のWi-Fiを使うことができるので、アメリカでは携帯会社を契約しないという選択肢もあります。

私も初めの3ヶ月は自分の番号を所有していませんでしたし、何人かの留学生は一切携帯番号を持っていません。

留学してすぐには携帯を契約せず、必要に応じて取得すればいいと思います。

様々な手続きにおいて、携帯の番号を求められることが出て来るので、そのときに考えましょう。

SIMロックがかかっている携帯だとしてもキャリアがauであれば限定的にアメリカで使用することができます。

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収入

アルバイト

大学でのアルバイトをすることができるかどうかは完全に自身の努力次第になります。成績はある程度を維持していないとキャンパス内で働くことはできないですし、自分で雇ってくれる人を探さなければなりません。

大学にもよりますが私の大学では成績さえ維持していれば留学生でも比較的簡単にSSNを発行してもらうことができ、私は図書館で働くことができていますし、ブラジルからきたルームメイトは数学のチューターをしています。

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留学生は週20時間までしか働くことができないと政府から決められています。

私の職場では学期中に$1,000が上限と定められています(およそ月に35時間、週に8時間)。

アルバイトの詳細はこちらの記事をご覧ください。

留学生のお金稼ぎ!アメリカの大学でアルバイトを行う4つの方法
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まとめ

最後に私がこの一年間のうちに払った合計の金額を1ドル120円で計算します。

(追記:2016/07/17現在円高が進んでいて1ドル105円を切るほどにまで円の価値が上がっています。現段階では合計金額は12%ほど安くなっています。)

出発前 金額
パスポート5年間 11,000
英検2級受検費 5,000
SEVIS費 24,000
VISA申請料 19,200
出願料 2,400
渡航費 144,000
合計 205,600
到着後
生活必需品 24,000
合計 24,000
学期毎
授業料 421,080
寮費・食費 391,080
保険 42,000
教科書 48,000
1学期合計 902,160
年間合計 1,804,320
毎月
娯楽費 6,000
携帯代 5,400
1ヶ月合計 11,400
年間合計 136,800
収入
アルバイト(毎月) 21,600
1学期合計 86,400
年間合計 172,800

合計 金額
出発前 ¥205,600
到着後 ¥24,000
学期ごとの合計 ¥1,804,320
月々の合計 ¥136,800
収入 ¥172,800
合計金額 ¥1,997,920

正直まとめてみてからかかる費用の高さに気づきました。これでも年間300万以上する4年制大学よりは格安に安いですし、1ヶ月で30万する短期留学に比べ、コミュニティカレッジへの進学が一番コストパフォーマンスがいいです。

生活費の安い田舎に留学しているということも費用を抑えられる要因の一つになっていますね。

費用を削減するためにはコミュニティカレッジに進学しつつ、奨学金も狙うといいです。アメリカでは奨学金は盛んに支給されていますのでこちらに来てから安くなる可能性は十分にあります。

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実際に私も2年目からは1500ドルの奨学金を受け取ります。