長い間更新が空いてしましました。
8月の終わりから新学期が始まり、Sophomore(アメリカでは1年生をFreshman、2年生をSophomoreと呼びます)として忙しくしていました。
新しい学期の始まりというのは、1年間アメリカで生活をしてきて、たいていのことは慣れていても、順応するのに時間を要することです。一人暮らしをしつつ、大学に通うというのも去年とは大きく違うことなので、なかなか苦労をします。
2週間経ち、宿題の時間配分や、それぞれのクラスへの臨み方など、ある程度慣れてきたところで、また記事更新を再開していきたいと思います。
アメリカの大学でうまく立ち回っていくために必要な教科書の読み方をまとめました。
アメリカの大学では膨大な量のリーディングを当たり前のように課せられる
アメリカの大学では授業に臨む前の課題として、教科書を読んでくることをほとんどのクラスで求められます。
授業は読んで理解をできなかったところを理解しつつ、さらに深い理解をするためにあります。ディスカッションに重きが置かれるのもそのような姿勢を取っているからですね。
どの教科でも教科書に基づいて授業を行われますが、特に人文学のクラスでは多くのリーディングが課せられます。
人文学系のクラスは要注意
例に出すと社会学、国際関係学、歴史等です。
現在私は社会学の授業を取っていますが、このクラスでは事前に教科書にしっかりと目を通していくことが求められ、それを前提として授業が行われます。一度読まなければならない教科書の範囲に目を通さずに授業を受けたことがありましたが、全くついていくことができませんでした。
その一方で、特定のクラスでは教科書を読むことは必ずしも必須でない場合があります。
私が取ったCollege Algebraという数学のクラスでは、教科書を読んで内容を理解するというより、問題を解いて公式を覚えることに重きを置かれていました。
効率のいい教科書の読み方
当然のことながらアメリカの分厚い教科書をまともに読んでいてはいくら時間があっても足りません。その中で必要になるのが、いかに必要な情報を教科書から見つけ出し、読んでいくことができるのかということです。
素早く、それでいて効率良く、必要な情報を見つけ出していく方法を3つまとめました。
目次とタイトルは無視できない
教科書を読むとなるとどうしても本文を読むことに目がいってしまいがちですが、ある一つのことをするだけで大きな時間を節約することができます。
一つのまとまった項目を端的にまとめているタイトルです。
ニュースや新聞、ブログ記事を見てみるとそのことがよくわかります。
読者の興味を誘うために、人目をひくためにわかりやすく興味深いタイトルをつけなければなりません。
教科書はより便宜上の理由で固苦しく、内容を端的に述べたものがタイトルとして採用されているのでこれを利用しない手はありません。
教科書の太字で書かれていることに注視する
すべてを読む必要はなく、(アメリカの膨大な教科書をすべてを読もうとしたら時間がなくなる)太字で書かれている言葉を頭に入れ、それの意味を理解することができれば大事な点はほぼ抑えています。
先生の立場になってみるとよくわかることです。
先生はそれぞれのカリキュラムに従った教科書を半年間という短い期間で終わらせなければなりません。
教科書の一つ一つの細かい項目まで教えている余裕はないわけです。
そこで教科書をまんべんなく理解できるようにするために、飛ばし飛ばしで進めていきます。
太文字のところは先生にとっても教えなければいけないところ。テストに出すには絶好の機会となります。
太字の他には興味のあるところに目を通しておくくらいでいいでしょう。
章末にはその章で必要なことをまとめて書き出している
それぞれの章のレビューに目を通しておくことは、理解の定着を深めるとともに、理解していなかった重要な言葉をあぶり出すことにもつながります。
章末のまとめを上手に使うには、まず一通りすべての項目に目を通し、その中で、馴染みのないな、意味がわからないなと思う単語や内容があればその章のその部分に戻って理解を深めます。
復習をしつつ、その章の抜けを発見することができます。
まとめ
私は上の
- 目次とタイトルは無視できない
- 教科書の太字で書かれていることに注視する
- 章末にはその章で必要なことをまとめて書き出している
という3つのことを踏まえて、なるべく短時間で教科書を読み終えるようにしています。
読むスピードに大きな違いが出るのでぜひ実践してみてください。
意見、他の方法等あればコメントどうぞ!
インディアナ州のDePauw Universityというリベラルアーツカレッジでコンピュータサイエンスを専攻。現在はIndianapolisのITコンサルティング会社でSoftware Engineerとしてウェブ開発の仕事をしている。