アメリカで徴兵される!?Selective Serviceとは?
2016年に筆者のもとへSelective Serviceに関する手紙が届いた経験から、当時調べた制度と対応を記録しています。
2026年8月更新 この記事は、F-1学生だった私のもとにSelective Service System(SSS)から登録を求める手紙が届いた2016年の体験記です。当時の手紙や対応の記録は残しつつ、現在の登録要件・不登録時の影響・確認方法について米国政府の案内に合わせて更新しました。
2026年時点:F-1留学生はSelective Serviceに登録する必要がある?
Selective Service Systemの2026年6月版「Who Must Register」では、原則として18歳から25歳までの多くの米国市民・男性移民に登録義務があります。
一方、有効な非移民ビザのステータスを維持しているlawful non-immigrantは登録対象外とされています。F-1学生も、F-1の非移民ステータスを適法に維持している間は通常この例外に含まれます。
ただし、途中で永住権を取得するなど移民上のステータスが変われば扱いも変わり得ます。年齢や現在のステータスを含め、実際の登録義務はSelective Serviceの最新の公式表で確認してください。
登録は軍への入隊そのものではありません。現在徴兵制が実施されているわけではなく、登録しただけで軍務に就くことが決まるものでもありません。
登録義務がある人が登録しなかった場合
Selective Serviceの現在の案内では、登録義務がある人が故意に登録しなかった場合、法律上は最大25万ドルの罰金や最大5年の禁固刑の対象になり得ます。
また、登録状況が影響する制度として、現在の公式案内では主に次のようなものが挙げられています。
- 一部の州の学生向け経済支援
- 多くの連邦政府職
- Workforce Innovation and Opportunity Act(WIOA)による職業訓練
- 一部の移民男性の米国市民権取得手続き
2016年の元記事では、Pell Grantなど連邦学生援助全般を受けられなくなるという古い説明を引用していました。現在の制度説明としては正確ではないため、その部分は更新しました。
F-1なのに手紙が届いたら
私のように、登録対象外のはずのF-1学生に手紙が届くことはあり得ます。
この場合、「とりあえず登録する」「2016年の記事にある書類をそのまま送り返す」ではなく、現在の公式情報で自分の対象区分を確認するのが先です。
2016年当時、私は手紙に同封されていたSection BとI-94を使って対応しました。しかし、これは2016年の具体的な手続きです。Selective Serviceの確認・証明手続きはその後変更されており、たとえばSSSは2026年6月30日以降、従来のStatus Information Letterを発行しないと案内しています。
今同じような手紙を受け取った場合は、次の順番で確認するのが安全です。
- Selective Serviceの最新の登録対象表で自分の区分を確認する
- F-1やその他の非移民ステータスを維持していることを確認する
- 必要なら学校のDSO(留学生担当者)や移民手続きの専門家に相談する
- 手紙への回答方法は、手紙に記載された現在のSSSの案内に従う
ここからは2016年当時の体験記

先日郵便受けを覗くとアメリカ政府から一通の手紙が届いていました。
恐る恐る封を切ってみると、Selective Service Systemから登録を求める内容でした。
当時の私はF-1学生で、登録する必要はないと学校でも確認していたため、かなり困惑したのを覚えています。
2016年に届いた手紙の内容
手紙には、政府の記録上は登録対象に見えるため登録するよう求める内容と、対象外だと考える場合はその旨を証明するよう案内が書かれていました。
また、登録義務がある人が登録しない場合の刑事罰や各種制度への影響も記載されていました。
ここで重要なのは、これは2016年に届いた手紙の内容であり、2026年現在の制度説明そのものではないという点です。 現在の登録要件や不登録時の影響については、この記事冒頭の更新部分とSelective Service公式サイトを確認してください。
Selective Serviceとは?

Selective Service Systemは、国家緊急時に必要となる可能性のある人員の登録制度を管理する米国の連邦機関です。
登録と軍への入隊は別のものです。現在徴兵が行われているわけではなく、実際に徴兵を行うには別途政府による手続きが必要です。
2016年当時、私は運転免許取得時の情報をきっかけに登録対象者として照合されたのではないかと考えていました。ただし、これは私自身の推測で、手紙が届いた正確な理由を確認できたわけではありません。
2016年当時に私が行った対応
当時は学校のアドバイザーに相談し、F-1学生として登録対象外であることを確認しました。
手紙に同封されていたSection Bへ記入し、I-94などの資料を準備して返送しました。当時のI-94はすでにオンライン管理へ移行していたため、必要な記録を確認して対応しました。
この手順はあくまで2016年当時の私のケースです。現在同じ書類や手続きが使われているとは限らないので、今手紙を受け取った人は最新のSSSの指示を優先してください。
まとめ
この手紙が届いたときは、「登録しなければ犯罪になる」といった強い表現を見てかなり焦りました。
ただ、留学生にとって大切なのは、怖い文面を見てすぐ自己判断することではなく、まず自分の移民ステータスと現在の登録要件を確認することだと思います。
F-1学生を含む有効な非移民ビザ保持者は、現在のSSSの公式表では通常登録対象外です。一方で、永住権取得などでステータスが変われば登録義務が生じる可能性があります。
制度や手続きは変わるため、今後もこのテーマはSelective Serviceの公式情報を基準にしてください。
公式情報
- Selective Service System: Who Needs to Register
- Selective Service System: Benefits & Penalties
- Selective Service System: Frequently Asked Questions
ありがとうございました。