先週で夏休みに履修していた4週間の統計学の授業が終わりました。
通常なら16週間かかるところを4週間で終わらせなければいけない分、相当忙しいスケジュールでした。
なぜ夏休みに授業を受けることにしたのか?
私は初めの学期に取らなければいけない授業の代わりに英語の勉強のためのESL(English as a Second Language)というクラスを取っていたので、他の人よりも単位数が少し遅れていました。
その穴を埋めるために夏休みの統計学のクラスを履修することにしました。
休暇中のクラスは忙しい!
夏休みのクラスでは通常16週間で行われる授業を4週間のうちに行います。
計算式にしてみると下のようになります。
1回の授業は1時間なので
1時間(1回の授業)×3日(1週間)×16週間=48時間
1回3時間の授業が月曜から木曜まで4回あるので
3時間(1回の授業)×4日(1週間)×4週間=48時間
このように計算してみると1日の授業が通常の1週間の授業と同等であることがわかりますね。
ですから夏休みのクラスはかなり忙しくなります。
夏休みにクラスを履修することのメリットとデメリット
メリット
一つの科目に集中することができる
学期中は一般的に4−6クラスを並行して取ることになりますが、夏休みは1つのクラスだけ(忙しくて1つしか取れない)でいいのでその授業に集中することができます。
他の科目に時間を費やすことなく、一つの科目に集中することができるので、苦手な教科を取るときにはいいですね。
早く卒業することもできる
アメリカのコミュニティカレッジを卒業するには60単位(四年制大学は120単位)が必要になってきます。
単位さえ取れればいいので、4年間だけではなく5、6年かけて卒業することもできますし、逆に3年で卒業まで漕ぎつける人もいます。
多くの人が1学期に15単位取って、2年間(4学期)かけて60単位を取り、コミュニティカレッジを卒業しますが、1学期に17単位取って夏休みに3単位(17+3単位)取れれば1学期少なく卒業することもできるわけです。
(私の場合は初めの学期に11単位しか取っていなかったので、その埋め合わせとして夏休みに授業を受けています。)
いろいろ融通がきくのがアメリカの大学のいいところですね。
デメリット
授業の進みが早い
夏休みのクラスは普段よりも短期間で終わらせなければいけないので、教授も駆け足で授業を進めます。
そのため生徒の理解にかかわらずどんどんと次へと進んでいってしまいます。
その説明ではちょっとよくわからないんだけど!とい感じるようなこともありました。
一般教養の科目ならなんとかなりますが、自身の専攻はとらないほうがいいですね。
まとめ
長短分かれますが夏休みにうまくクラスを取ることができれば卒業を早めることができたり、前の学期の埋め合わせをすることもできます。
日本に帰ってしまうという方でもオンラインでもクラスが提供されていることがあるので日本からでも履修することができますよ!
次の学期に取る単位を減らし自分の専攻分野に力を注ぐことができるため、夏休みのクラスはとてもおすすめです。
インディアナ州のDePauw Universityというリベラルアーツカレッジでコンピュータサイエンスを専攻。現在はIndianapolisのITコンサルティング会社でSoftware Engineerとしてウェブ開発の仕事をしている。