アメリカには春夏冬と3つの長期休暇があり、冬、夏、2度目の冬と三度の長期休みを経験しました。
その間に夏休みのクラスを取ったり、旅行をしたり、日本へ帰ったりといろいろなことをした経験があります。
学生ビザでアメリカに来ている学生は旅行に比べて、比較的自由と時間を与えられています。せっかくアメリカに来ているのに、勉強だけ行って、文化を楽しまないというのは少々もったいないかもしれません。
日本に帰る以外にもいくつかの選択肢が存在するので、自分の好みに合わせてプランを立ててみてはどうでしょうか?
長期休暇中の選択肢
日本帰国
冬季休暇は1ヶ月、夏季休暇は4ヶ月あるので、帰国するのが一番手っ取り早く安上がりになることも多いです。
これが一般的な方法だと思います。私の学校には30人以上海外から来ている学生がいますが、そのうちのほとんどは母国へ一時帰国します。
4ヶ月ある夏休みには私と、ブラジルから来た男の子の二人を除いて全員が母国へと帰国しました。
学校のサイズにもよりますが、「留学生は母国に帰るものだ」大学は思っているので、帰国していない留学生に対してのサポートが非常に少ないです。私の大学ではカフェテリアは閉まっており、週に125ドルの追加料金がかかります。
また日本へと帰国する場合には逆カルチャーショックがあるかもしれないことを頭に入れておいてください。簡単にアメリカ文化に対応した人ほど、日本へ帰ったときに逆カルチャーショックを感じやすいといいます。
アメリカ国内を旅行する
せっかく合法でアメリカに長期滞在できるのであれば、その間にアメリカを楽しんでみるのもいいでしょう。
観光VISAでアメリカを訪れるのであれば最長で3ヶ月しか滞在することができません。その一方、学生VISAを取得している今であれば、合法に好きなだけアメリカ国内を旅することができます。
車を持っていればそれを使って、もしも持っていなければ友人に頼んでもいいでしょう。自身の交通手段を持っていれば、移動は比べ物にならないほど楽になりますし、費用も安上がりです。
2年目の春休みにはテネシー州へ9日間の一人旅をしました。
長期休みのクラスを取る
アメリカの大学にはセメスター制とクオーター制の2種類があります。セメスター制は年に2学期、クオーター制は年に4学期です。
加えて、日本の大学とは違い長期休暇中にも任意で授業を受けることができ、希望すれば2学期増えることになります。
単位を必要数取ることで卒業できるアメリカの大学システムでは、長期休暇中のクラスを取ることで卒業を早めることができます。
仕事をする
アメリカで仕事をするにはアルバイトとインターンと2種類の方法があります。
学期中でも留学生がアルバイトを見つけることは難しく、夏休み中であれば機会はより少なくなります。
学校が学期中ほどアルバイトを必要としていないため、仕事を見つけるのが難しいのです。日本人の多い地域では、違法で日本人レストラン等のアルバイトをすることができますが、賃金が低かったり、強制送還の可能性もあるのでおすすめしません。
自分の専攻している分野でのインターンがあれば、それを探してみるといいでしょう。特別に単位として認めてもらうこともできますし、就職の際に大きな強みになります。
追記(2017/04/03):他にもいくつかアメリカ滞在中にお金を稼ぐ手段をまとめてみました。
友人の家に泊めてもらう
私は2度の長期休みにおいて、多くの友人にお世話になりました。冬に3つ、夏には6つの場所を転々としました。
もちろん謝礼は容易ずべきだとは思いますが、ホテルや量を取らなくて良い分、大きくコストを削減することができます。
いろいろな場所を見ることができた上、様々な人に会って、人間関係を構築することができたというのが非常に大きな経験になりました。
大きな大学であるほど、アメリカ全土から生徒が集まっているので、多くの人と親密な関係を築いておけるといいですね。
寮に滞在する
上で挙げたブラジル人の学生は4ヶ月の夏休みのほとんどを寮で過ごしました。帰国の飛行機代がないという理由からでしたが、寮の滞在費の方が最終的に高くついてしまったようです。
やることがなく、ただただ暇になってしまうので寮への滞在はおすすめしません。
まとめ
日本へ帰国するというのが、無難で比較的安上がりな方法ですが、せっかくアメリカに来ているので学校生活以外にも楽しみたいところです。
私だったらキャンパスから離れた友人宅に泊まる、長期休暇中の授業を取るなんてことをおすすめします。
せっかくの長期休暇に何かアメリカで面白いことができるといいですね。
インディアナ州のDePauw Universityというリベラルアーツカレッジでコンピュータサイエンスを専攻。現在はIndianapolisのITコンサルティング会社でSoftware Engineerとしてウェブ開発の仕事をしている。