留学する上で共同生活は避けては通れない道です。アメリカに慣れてからは一人暮らしもできるものの、渡航した当初は寮に住むか、どなたかのお宅にホームステイすることになります。
何かしらの問題が起こることも考えておかなければなりません。
適切な関係を築くために必要なのは以下の三つです。
- 強要しない
- 深入りしない
- 尊重する
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
強要しない
私のルームメイトは二人の留学生とアメリカ人です。初めのうちは彼らが全然掃除をしないことに苛立ちを感じていました。
部屋はともかく、特にトイレがひどかったです。
めちゃくちゃ汚く用をたす上に掃除をしようという気配すらありません。
お願いをしようとも思いましたが彼らの生活を見ていて思いとどまりました。
私は小さい時から日本の放課後に掃除を義務付けられ、家でも整理整頓は欠かさずにやるように教えられてきました。さほどの違いがあるにしても多くの日本人が掃除をする習慣を身につけています。
一方でアメリカの場合は学校で掃除をやるのは用務員さんの仕事で、掃除をする習慣はついていません。逆に生徒に行わせるのであれば問題になるレベルだそうです。
そういった文化の違いがあるなかで無理に自分の感覚を押し付けても無理があります。
逆に自分で掃除を行って後でルームメイトに感謝をされると気持ちがいいものがあります。
私には日本人として得意なことがあり、彼らには彼らの特技があります。ベットの設置をする際には彼らが率先して行ってくれて助けられました。
プライベートに深入りしない
ただでさえルームメイトとは近い距離にいます。言ってしまえばプライベート筒抜けの状態です。
必要以上に踏み込もうとすると問題が起こります。
身近にいる存在だからといって考えなしに首をつっこむと煙たがられること間違いなしです。
ルームメイトが一度女性を部屋に連れてきたことがあって、そのことについていろいろ聞いていたら、嫌がられた記憶があります。
それからは近すぎない関係の方がいいのだと解釈し、あまり干渉しないようにしていたら、人間関係うまくいきました。
距離が近すぎる分、逆に距離を置くくらいの方がいいのかもしれません。
お互いを尊重する
あなたは留学生で、ルームメイトは自分とは別の国で育った人です。
それぞれ別の文化を持っています。
違うということを前提に物事を考えていきましょう。
迷惑がかかりながらもお互いを尊重しあっていることがわかるから共同生活をすることができています。
私とルームメイト
私のルームメイトは夜型なので12時以降に部屋に帰ってくることもしばしばです。朝方で早寝早起きの私には少し厳しいものがあり、初めのころは彼に対しての不満も募りました。
何度か眠りを妨げられて、最後には激怒したことがありました。それからはルームメイトは私の睡眠時間を尊重して、なるべく物音を立てないように、夜には友人を連れてこないように気をつけてくれます。
それに対して朝方の私はなるべく彼の睡眠を妨げることがないように細心の注意を払いながら朝の時間を過ごします。おかげでアラームを瞬時に消すことができる特技が身につきました。笑
まとめ
ルームメイトというのは毎日時間を共有していくことになる大切な友人です。留学生活で一番長く時間を共にすると言っても過言ではないでしょう。
関係を壊すことは簡単ですが、修復するのには長い時間がかかります。
適切な距離感を持って親密な関係を築いていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
インディアナ州のDePauw Universityというリベラルアーツカレッジでコンピュータサイエンスを専攻。現在はIndianapolisのITコンサルティング会社でSoftware Engineerとしてウェブ開発の仕事をしている。