アメリカの大学生がラフな服装をしていて驚いた話
アメリカの大学で見かけた学生の服装を、日本との違いを含めた筆者の文化的な観察として紹介します。

アメリカへ留学して最初のころ、意外と驚いたことの一つが大学生の服装でした。
私が日本で大学生を見ていた感覚では、学校へ行く日でもそれなりに服装を整える人が多い印象がありました。一方、アイオワの大学ではパーカー、スウェット、ジャージのようなかなりラフな格好で授業に来る学生が普通にいました。
もちろん、これは私が通った中西部の大学で見た光景です。アメリカの大学生全員が同じ服装をしているわけではありません。
それでも、東京から来た私にはかなり大きな文化の違いに見えました。
自分の服装の方がむしろ浮いた

私は当時、シャツにセーター、コート、ジーンズ、ブーツのような服装が好きでした。
日本では特に目立つ格好ではなかったと思いますが、私がいた大学ではむしろ少しきれいに見えるくらいでした。

周りを見ると、大学のロゴが入ったパーカー、Tシャツ、ジーンズ、スウェットパンツなどが多く、最初は「こんなにラフでいいんだ」と驚きました。
しばらくすると私も完全に慣れました。授業に行くだけの日なら、以前ほど服を考えなくなりました。
女性のメイクについても印象が違った
日本では大学へ行く前にメイクをすることが日常になっている人も多いと思います。
私が通っていた大学では、少なくとも授業ではかなり自然な格好の学生が多く、「学校へ行くために毎日きっちりメイクをする」という空気はあまり感じませんでした。
昔この記事を書いたときは「何割が化粧をしていない」とまで書いていましたが、もちろん数えたわけではありません。今振り返ると、数字よりも身なりに対する周囲のプレッシャーが自分にはかなり弱く感じられたという方が正確です。
なぜこんなに違って見えたのか
当時の私は、主に2つの理由があるのではないかと考えていました。
- 移動の仕方が違う
- 周囲と同じ格好をする必要をあまり感じない
これは研究して出した結論ではなく、留学中に自分なりに考えたことです。
車中心の生活では人目に触れる時間が少ない

東京で生活していると、電車や駅、街中など知らない人と同じ空間にいる時間が長くなります。
一方、私が暮らしていたアイオワでは車で移動することが多く、寮に住んでいる学生ならキャンパス内だけで一日が終わることもあります。

私自身、車中心の生活になってから「外出するから服を整える」という感覚がかなり薄くなりました。
これはアメリカ全体のファッションを説明できる理由ではありませんが、少なくとも私の生活では影響していたと思います。
人と違うことを気にしなくなった

日本で育った私は、良くも悪くも周囲から浮かないことをかなり意識していました。
アメリカで生活していると、服装だけでなく、話し方、バックグラウンド、考え方などが人によって違うことに慣れていきます。

もちろんアメリカにも流行はありますし、周囲の目を気にする人もいます。それでも私自身は、日本にいたときより「他の人と少し違っても別にいい」と感じることが増えました。
服装がラフになったのも、その変化の一つだったと思います。
服を考えないのは楽でもある
この記事を書いたころ、服を毎日決めるような小さな意思決定を減らす、という考え方について書かれた本を読んでいました。
私は「服を選ぶのは無駄」とはまったく思いません。ファッションが好きなら、それ自体が趣味であり自己表現です。
ただ、毎朝何を着るか考えなくていい生活が楽なのも事実でした。
留学前は服装をそれなりに気にしていた私も、アメリカでは「今日は授業だけだからこれでいい」と考える日が増えました。
自分にとってはいい変化だった
留学してから、ファッションに興味がなくなったわけではありません。
出かけるときには服を選びますし、今でもきれいな服装は好きです。
ただ、毎日きちんとしていなければいけない、という感覚はかなり薄くなりました。
周囲に合わせることを少しやめて、自分がその日に心地よい格好を選べるようになったのは、留学生活で変わったことの一つです。
服装の違いは小さなことですが、こういう日常の違いから文化を感じるのも留学の面白さだと思います。