長いと思っていた夏休み、気付いたときにはもうあと数日に迫っていて、宿題の終わりには程遠いなんて経験をしたことはありませんか?私は12回それを繰り返しました。(小中高12年間です。幸いなことに、アメリカの大学では夏休みの宿題がなかったため、13回目は免れました。笑)
短期の宿題ならともかく、長期の課題となると、どうしても「まだまだ時間はあるから大丈夫」と後回しにしてしまいます。
直前になって徹夜で終わらせる、そんな経験があって、計画的に進めていかなければならないことは知っているのに、最後にはいつも徹夜で終わらせることになります。
そんな中、私のために書かれたような本「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」を見つけてしまいました。
アマゾンにはこんな響きのいいことが書かれています。
本書の著者、中島聡氏は、
「ドラッグ&ドロップ」や「ダブルクリック」などの概念を生み出した
元マイクロソフトの伝説のプログラマーです。多忙を極め、納期遅れが蔓延するプログラマーの世界で、
中島氏は「一度も納期に遅れたことがない男」として活躍。なぜ締め切りを守りつつ、世界を変える発明ができたのか?
この思考を知れば、きっと「楽しい仕事」でいっぱいの未来が訪れます。
(引用:Amazon.jp)
アメリカの大学は入学が簡単で、卒業が難しいと言われることがありますが、これは本当です。
授業の進みは早く、授業毎に必ず宿題が出され、頻繁にテストが行われます。
加えて成績への期待値も高く、93%以上がAです。ちょっとした気の緩みでズルズルと成績を落としていきます。
そんなアメリカでの大学生活も2年目を迎え、私の経験を踏まえて忙しいアメリカの大学のスケジュールをこなす方法をまとめてみました。
授業に遅刻、欠席、居眠りは厳禁
中学にもなると授業中に居眠りをする生徒も出てきますが、私に言わせればそれも時間の無駄。授業で聞いていなかったところを、また後でわざわざ勉強しなくてはならないのですから。
アメリカの教育では授業が絶対です。ほとんどのクラスが10人から15人の少人数で行われる授業のため、欠席をすればすぐに見つかり、減点をされる上、授業にも遅れをとってしまいます。
教授の多くは日々の授業で大まかに教科書の内容をカバーし、残りは学生たちの自習に任せるという、方法をとっており、ものすごいスピードで授業が進んでいきます。授業の進みが早い会計学の授業では、週3回の授業を一つのチャプターを終わらせます。
加えて習ったことを定着されるために毎授業後、必ず宿題が出ます。私が取っていた数学と会計の宿題の多くは、授業中に習ったことの実戦問題でした。
すなわち、授業で理解をしていなければ解くことはできません。それでもやらなければならないので教科書を見たり、友人に聞いたりしてなんとかしようとするでしょう。
遅刻、欠席、居眠りで無駄にした時間は後になって自分で理解しなくてはならなくなるため、倍の時間がかかります。
授業は資本。遅刻、欠席、居眠りは厳禁
とりあえず手をつける
すべての仕事は必ずやり直しになります。ですから、70点でも80点でもいいから、まずは形にしてしまうことから始めましょう。
宿題がやり直しになってしまっては困りますが、ここに勉強をする上で大きな秘訣が隠されています。
まず課題が出されたら全ての課題に目を通すことから始めましょう。
例えば3つそれぞれ別のクラスから課題を1つづつ出されたとします。遊ぶとか、昼寝するとかそういうのは抜きにしてまず、全ての課題に満遍なく手をつけてみましょう。
このときに注意すべきなのは、1つ目を始めたときに終わらせてはいけないということです。どんな課題であるのか、どのくらい時間がかかるのか見通しが立った後、すぐに2つ目、3つ目の課題に移ってください。
なんとなく手をつけるのが重要です。
こうすることでそれぞれの課題にどのくらい時間をかける必要があるのか確認し、全体の時間配分を行うことができます。
もちろん3つの宿題に1つずつ取り組み、全てを完璧に終わらせることができるに越したことはありません。でも、実際のところそう上手くいかないことが多いのではないでしょうか?
100%、50%。50%の出来で終わらせるより、3つの85%を取る方が最終的には良い成績につながります。これがアメリカの大学で出されるたくさんの宿題をこなしていく上での秘訣です。
まずは全ての課題に目を通し、時間配分を行う
まとめ
多忙なアメリカの大学のスケジュールをこなすために行なっていることは以下の二つ。
- 授業は資本。遅刻、欠席、居眠りは厳禁
- まずは全ての課題に目を通し、時間配分を行う
この2つさえやっていれば学期末にひどい成績をとることなんてまずないですし、言語的にディスアドバンテージのある留学生でも高い成績を維持していくことが可能です。
今日取り上げた本はこちら。
私が触れたこと以外にも、多くの時間の使い方が書かれています。
留学先で成績を維持する方法はこちらから。
インディアナ州のDePauw Universityというリベラルアーツカレッジでコンピュータサイエンスを専攻。現在はIndianapolisのITコンサルティング会社でSoftware Engineerとしてウェブ開発の仕事をしている。
コメント
僕はそういうを教えてほしいのではなく、 何で長い連休の宿題は終わらないのか のことを知りたいです。もっともっと詳しく、たくさんのことを教えとをてください。