アイオワ州のコミュニティカレッジを卒業し、インディアナ州のリベラルアーツカレッジへと編入した日本人留学生のKeiです。
アメリカの中でもかなり田舎の方に分類されるアイオワ州ですが、どこに位置しているか当てることはできますか?
当てることができたならかなりのアメリカ通と言えるでしょう。
アイオワ州はアメリカ人でも場所がわからなかったり、アイダホ州・オハイオ州と間違えてしまうほどのマイナーな州です。
分からなくても当然かもしれません。私自身も実際に留学するまでポテトの有名なアイダホ州と間違えていました。
アイオワ州は中西部のIAと書かれているところです。だいたいアメリカの中心に位置しており、大統領選の予備選挙が始める州として知られています。
さて、2年間滞在していたアイオワ州も現在在学している大学のあるインディアナ州も、どちらも非常に田舎の州ですが、田舎に留学したことを後悔することはおろか、田舎に留学してきてよかったと思っています。
もともとほとんど英語が話せない状況で留学をし、今では自分でビジネスできるレベルの英語力まで伸びました。
今振り返ってみると、ここまで英語が伸びたのは田舎の環境が大きかったことがわかります。
なぜ英語上達には田舎への留学がいいのかまとめました。
日本人が少ない
日本人と時間を過ごし、日本語で会話をすることで他の留学生や、現地の学生に近寄りがたい雰囲気を作ってしまいます。
現地のアメリカ人や他の留学生の友達ができないからなおさら日本人と一緒に行動してしまうという悪循環につながります。
コミュニティカレッジに在学していたときに、英語のあまり話せないブラジルの留学生とランチを共にしたことがありますが、ランチ中ずっとポルトガル語で会話が進み、会話に参加できなかったという経験をしました。本人にはそんなつもりがなかったとしても、疎外感を感じたことを覚えています。
もしも日本語を話せない友達がそばにいるときには極力英語で話すようにしましょう。
ただ、日本人がいること自体が問題ではなく、逆にときどき日本語で会話できるというのは大きな利点でもあります。
異国の地で家族や友人と離れて生活を送っているとときどき辛くなることがあります。同じ言語を話す友人と母国の話をし、お互いの苦労を共有し合うのは良いストレス発散の方法になります。
英語学習の観点から見ると日本人が少ない方が英語が伸びるので、日本人が多くいない田舎への留学は英語上達の良い方法です。
現地の人の生活がゆったりとしている
東京出身の私にとって、田舎の州では都会ほどやることがないので、週末に退屈に感じることがあります。
それは現地のアメリカ人も同じことで、やることが少ない分、生活がゆったりとしています。
現地の人の娯楽といったら、スポーツ観戦・美術館・ファーマーズマーケット・外食、そして人との会話を楽しんでいます。
さて、英語学習において簡単なこと一つ発言するのにも時間が非常に時間がかかることはみなさんご存知かと思います。
日本語だったら何も考えずにパッと言える言葉すら英語ではなかなか出てこない、そんな経験ありませんか?
そんな状況でまともに会話をしようとすると当然のことながら非常に時間と労力がかかります。
外国語を話さないといけない機会に置かれたことのない現地のアメリカ人にはそれは理解し難いことで、人によってはまともに話を聞いてくれない人もいます。
田舎では都会ほど生活が忙しくなく、余裕があるため、たどたどしい英語でも辛抱強く聞いてくれることが多いです。
都会よりも田舎の人、若者よりもお年寄りの方の方が言葉を組み立てるのを待ってくれる印象があります。
特に留学し始めてすぐだとリスニングがうまくできず、英語での会話にどんどん自信がなくなってしまうことがあります。
聞いてくれなかったのは自分の英語が下手だからじゃないだろうか?何度もそう思いました。
少しづつ英語での会話に自信をつけていくためにも、じっくりと時間をかけてくれる人と会話をするというのは重要なことです。
インディアナ州のDePauw Universityというリベラルアーツカレッジでコンピュータサイエンスを専攻。現在はIndianapolisのITコンサルティング会社でSoftware Engineerとしてウェブ開発の仕事をしている。