こんにちは、アメリカアイオワ州にあるコミュニティカレッジを卒業したポートレートフォトグラファーのKeiです。夏休み中である今は日本に滞在しています。
英語を勉強している学生や留学をしたいという学生と話す機会が頻繁にあります。
話してみると英語を勉強したいと思っているのになかなか身につかないと苦労しているようで、その原因を私なりにまとめてみました。
正解の答えを探しすぎる
日本の教育では小・中・高と事実を教わり、それを覚えることを求められます。
このタイプの教育では正解はひとつであり、それ以外の答えは不正解としてバツをつけられてしまいます。
12年間の教育を通して、このコンセプトを身につけた私たちは、会話でも同じように正解を求めてしまうことが多いです。
外国人に「なんで日本では靴を脱ぐの?」と教わったことのない質問をされたときには、その「正解」を知らないので、「分からない」と答えるのです。
彼らは教科書の答えを求めているわけではなく、あなたの考えを質問しているのです。
自分の頭で考えて、答えを導き出してみる。
相手がどう考えているか考えすぎる
日本では相手を敬うことが非常に重要視される文化があります。相手にとって失礼のないように、親切な受け答えを探します。
とても素晴らしい日本の文化ですが、英語を勉強する際の妨げになっているかもしれません。
リスニング、スピーキング、文法、発音、内容と会話において必要な項目がいくつもあり、相手のことも必要以上に考えていても、一向に言葉が出てきません。
テンポよく会話をしたいのであれば、考えることを減らすことです。
必要以上に相手がどう考えているかどうか思慮するのをやめてみるといいかもしれません。
会話時に考えなくてはいけない項目を減らしてみる。
文法が正しいか考えすぎる
日本の文法教育・受験教育の恩恵で、日本で英語を学んだ人たちは文法を気にしすぎる傾向があります。
早い会話に一生懸命ついていき、話す内容を考え、それを英語で言葉にしようとしたときに文法の壁にぶつかります。
この文法であっているだろうか?単語の使い方は間違っていないだろうか?過去形ではなく、現在完了形を使用した方がいいだろうか?と考えることが山積みです。
正しい文法を使えるに越したことはありませんが、間違っていても咎める人などいません。自信を持って発言していくことが大切です。
文法は気にしない。とりあえず発言してみよう。
失敗を恐れすぎる
言語学習に失敗はつきものです。赤ん坊が多くのことを短期間で身につけていくのと同じように、短期間で英語を習得したいのであれば、失敗が欠かせません。
上にもあげたように正解を覚えていく日本の義務教育の産物なのか、日本人は失敗をすることにあまり慣れていません。
特に男性は女性に比べてプライドが高く、失敗を恥じる傾向があります。女性の方が言語習得が早いと広く知られていますが、プライドが影響しているのかもしれません。
初めから完璧に英語を話すことができる人などいません。どんなに流暢な人でも失敗を経験し、それを改善することで上達していきます。
私は失敗を恐れて、留学を始めて最初の数ヶ月はあまり英語を話していませんでした。ただ、失敗が成長につながるということに気がつき、友人にあえて指摘してもらったり、から買ってもらうことで、ぐんぐんと英語の力が伸びていきました。
失敗は成功への近道。英語の上達には失敗が欠かせない。
話の内容を正直に受け取りすぎる
日本人と会話をしていると、話が脱線することが少ないですが、欧米では話のテーマなんていうのは頻繁に変わることが当たり前です。
話について行こうとして、話す内容を考えても、思いついたときには話が変わっているなんていうことが頻繁に起こります。
結局欧米や、南米で話がはずむというのは
話がよく変わる=話をしっかりと聞いていない
ということがあります。
日本人は話の内容をそのままに受け取りすぎる傾向がありますが、なんとなく内容を理解して話をするだけでも、会話が成り立ちますよ。
会話の内容を真面目に受け取らなくてもいい。
「なぜ日本人はいつまでたっても英語を話すことができないのか?」という問いに5つの答えを私なりにあげてみました。
実践して何か変わったことがある、納得できない等あればコンタクトフォームから意見をください!
今後の記事に反映していきたいです!
インディアナ州のDePauw Universityというリベラルアーツカレッジでコンピュータサイエンスを専攻。現在はIndianapolisのITコンサルティング会社でSoftware Engineerとしてウェブ開発の仕事をしている。