アメリカに留学するときには日本の大学とは違い、成績を維持することが致命的に大事になってきます。
成績が低ければ卒業することも、アメリカに滞在し続けることもできません。逆に高い成績を維持することができれば奨学金を獲得できる可能性があります。
始めの学期はわからないことも多く、クラスで戸惑うこともあると思います。そうならないために新しい授業を参加する前に読んでおいて欲しい記事です。
1. 授業に欠かさず参加する
授業参加はアメリカの大学で成功するにあたって欠かせません。
言わずにもわかるような当たり前のことですが、学期が進むにつれ疲労が溜まってくると、授業を欠席する人も増えてきます。
欠席をする人につられて授業がおろそかにならないように気をつけてください。
アメリカでは授業はものすごいスピードで進んでいきます。1週間に1章を終わらせてしまうことも度々です。
そのため一度授業を休むだけでも次のクラスについていくのが大変になります。
病気、校外活動以外では授業を休まないように気をつけましょう。
2. 宿題に毎日取り組む
アメリカでは毎授業必ずと言っていいほど宿題がでます。
もちろん成績維持のために宿題をやることは絶対なのですが、この宿題には内容理解を深めるためという大きな意味があります。
先生は前回の授業でやったことが宿題によって生徒に定着していると考えて授業を進めていきますから、わからないところを放置しておくと、授業が進んでいくにつれ、あっという間においていかれてしまうでしょう。
3. Office Hourを利用する
オフィスアワーというのは大学には授業で分からなかったことを先生に質問しに行くことができる時間のことです。
私はオフィスアワーを利用することが良い成績をとるための鍵だと考えています。
私は一番初めのEnglish CompositionⅠの授業の後、全く授業の内容が分からなかったので教授の部屋を訪ねました。そして『今日の授業、全く理解できなかったです。宿題はどこですか?』と恐る恐る聞きに行った覚えがあります。
質問をしに行くことを通して先生に「英語はあまりできないけれども、勉強する姿勢は誰よりもあります!」ということを示すことができました。
1年目はほとんど英語ができないのにもかかわらず、全てクラスでAを取ることができたのは、授業に受ける姿勢を認め、追加で点数をもらえたからです。
この時間に質問をしに行くことで一対一で話をすることができるので、授業以外にパーソナルに関係を築いていくことができます。
新しいクラスを取り始めたときは何も質問することがなかったとしてもオフィスを訪れ、お互いを知っておくといいかもしれません。
4. クラスでの発言
クラスでの発言は重要だと聞くことも多いのではないでしょうか?
コミュニティカレッジやリベラルアーツカレッジのように小さなクラスを持つ学校ではこれは多くのクラスで当てはまらないです。
大きなクラスと小さなクラスで比較して説明します。
大きなクラス
生徒の人数が多く、教授が生徒のことをよく知ってくれることは稀です。留学生で英語に不安があるから配慮してあげようだなんて考えてもらうことはもはやないでしょう。
ですからクラス内での発言でアピールする必要があります。
小さなクラス
一方で20人以下の小さなクラスであれば教授は生徒の名前を覚えてくれます。一人一人を見ているので発言をしていなくとも授業に意欲を持って臨んでいるかどうかは見ればわかります。
先ほど説明したオフィスアワーなどを上手く利用すれば自分自身のことをよく知ってもらうこともできるでしょう。
そこでしっかりとした人間関係を築くことができていれば、英語ができないことを考慮し、発言はそんなにも求められないはずです。
発言することができるにことは越したことはないですが、慣れない始めのうちはかなり授業についていくだけでも精一杯なのでそこに関して心配しすぎることはないです。
まとめ
- 授業に欠かさず参加する
- 宿題に毎日取り組む
- Office Hourを利用する
- クラスでの発言
上に4つの大事な姿勢について書き上げましたが、これらはどれも「勉強をしたい」「高い成績を維持したい」という思いを持っていることがとても重要になってきます。
アメリカ留学中には成績を維持することがとても重要になってくるので、この4つのポイントをしっかりと意識して賢く、成績を維持していきたいですね。
インディアナ州のDePauw Universityというリベラルアーツカレッジでコンピュータサイエンスを専攻。現在はIndianapolisのITコンサルティング会社でSoftware Engineerとしてウェブ開発の仕事をしている。