よく海外留学をするというととんでもない金額がかかるのではないかと考えられることがあります。
正直それは間違っておらず、数百万かかる大学も多いですし、超一流私立大学などでは授業料だけで年間で500万以上かかるところもあります。
その一方で比較的安いコストで留学することができる方法があるのです。(日本の大学に一人暮らしをしながら通う程度)
コミュニティカレッジで留学費用を削減するという方法
アメリカにはコミュニティカレッジと呼ばれる日本でいうと短期大学と専門学校が合わさった高等教育機関が存在します。
アメリカの多くの学生の多くも数百万もする大学に進むことは困難なので、地域の学生のために平等に教育を提供することを目的とし、州の運営の元にコミュニティカレッジは作られました。
大学の規模を小さくし、州の税金を利用して運営することでかかる費用を削減し、比較的安いコストで大学教育を提供しています。
現地の学生の多くがそこで2年間費用を大幅に節約しながら勉強し、4年制大学に進むという手を一般的にとっています。
州の税金を支払っていない留学生には通常2倍から3倍の授業料を請求するのですが、州によっては留学生を促進していて、州内の学生と変わらない金額で授業を受けることもできます。
追記(2016/07/27):コミュニティカレッジについてより詳しくまとめた記事を書きました。
成績に応じて与えられるメリット奨学金
そしてもう一つ、費用を削減する方法があります。
成績優秀者とアスリートに与えられるスカラーシップです。
アメリカには地域や自分の母校に自分の持っているものを還元する募金やボランティアがかなり一般的に浸透しています。そのためそれぞれの大学が奨学金用の基金を用意しており、学業成績やスポーツの成績に応じて奨学金が与えられることがあります。
小規模の大学であるのにもかかわらず、実際に私の学校にも20以上の基金が存在しました。
大きな大学では学生のほとんどが何らかの奨学金を受け取っています。
学業奨学金
これはクラスの成績に基づいて与えられるAwardです。
英語で行われる授業なのにそんなことできないと思うかもしれませんが努力次第で留学生にも十分にチャンスがあります。
実際に私も来年度からビジネス専攻の生徒を対象にした奨学金を受け取ります。
もちろん成績の維持は必須ですが、枠は大きく開かれています。
成績の維持に関してはこちらをご覧ください。
スポーツ奨学金
こちらも壁が高く見られるかもしれません。
でも実際はそんなに難しくもなく、挑戦してみる価値は十分にあります。
特に四年制大学ほど学生数がいないコミュニティカレッジではスポーツのレベルも低くなっています。
友人で大学に入ってから陸上を始めたのにもかかわらず、数万円程度の奨学金をもらっている人がいます。私も来年度からはクロスカントリーで奨学金が出ると思います。
日本で大きな結果を残していなくとも、中学高校で継続して何かのスポーツをやってきた実力があればその競技で奨学金をもらうことができると思います。
まとめ
英語ができるようになりたい。海外で他の人とは違った経験が積みたい。就職に生かしたい。
どんな理由であれ、ここまで読んでくださった人たちは留学をしてみたいと思っている人たちでしょう。
留学するというのは確かにお金はかかります。でも費用のことでどうか諦めないでほしい。
費用では変えられないほど留学は大きな経験となるはずです。
インディアナ州のDePauw Universityというリベラルアーツカレッジでコンピュータサイエンスを専攻。現在はIndianapolisのITコンサルティング会社でSoftware Engineerとしてウェブ開発の仕事をしている。