私の進学している大学のあるアイオワ州では、公共交通機関が全くと言っていいほど整備されておらず、個人で交通手段を持つ必要があります。
留学1年目はどこに行くにしても友人に車を出してもらうようにお願いしなくてはならず、非常に肩身の狭い思いをしました。同じように感じた日本人の学生も多いのではないでしょうか?
先進諸国の中でも群を抜いて車の使用頻度が高いアメリカでは、車を持っているか持っていないかで、生活の便利さが大きく変わってきます。
中古車市場の発展しているアメリカでは、学生でも使える中古車を安く購入することができるでしょう。生活の幅が広がり、より多くのことが経験できるようになるので、購入を考えてみてもいいかもしれません。
車を購入することをためらっている人のために、車を所有することでかかる月々の費用をまとめてみました。
*州・車の種類・燃費・都会か田舎かによってかかる費用が変わるので、参考程度に考えてください。
アメリカかかる車の維持費
ガソリン
使用頻度は毎日8マイル離れた学校に週5日通う程度です。他には週に1、2回程度ショッピングに行きます。
1ガロン2ドルとして計算すると、週に30ドル、月に120ドル程度かかります。
遠出する時には一度に30ドルかかったりしますが、それは除外しています。
自動車保険
私はState Farmを使用しており、法で定められているLiabilityという保険にしか入っていません。Liabilityは相手の車、相手の障害、相手の器物破損を保証します。
Liabilityの場合には自身の車は保証されておらず、これを追加するかどうかで保険費が大きく変わってきます。
年齢が若いと事故率が高いという統計が出ており、25歳になるまで保険が高くなります。
その一方、Good Studentなどいくつかの割引があり、これらのすべてを含めて月に60ドル支払っています。
保険について参考になるのは下のホームページです。
http://www.america-ryugaku.net/12450125131252212459123913325821205365542044538522124342286532004-auto-insurance.html
登録費
車種と製造年によって変わってきますが、私の場合には年間50ドルでした。
ナンバープレートは20ドルです。
オイル代
一回の交換 – 約20ドル
年間 – 約100ドル(走行距離に応じて金額が変わります。)
故障以外で確実に行わなくてはいけない整備費はオイル代のみがかかります。
日本とは違い、アメリカでは車の手入れを個人でする人が多いので知り合いに頼むこともできます。一度やり方さえ覚えてしまえば自分自身でもできるほどです。
ディーラーに頼む場合でも1回25ドル程度でできるはずです。
その他
駐車場代
駐車料金 – 5ドル
私の住んでいる街は非常に小さく、どこの駐車場も無料です。一度大都市のミネアポリスへ旅行に行ったときに5ドルの駐車料金を支払いました。
学校によっては年間駐車券を購入しなくてはいけない場合があります。
修理費・整備費
ブレーキの交換 – 125ドル
トランスミッションのフィルターの交換 – 150ドル
新しい車での事故を起こしてしまえば修理費がかかってしまいますし、古い車でもしっかりとメンテナンスしていれば一切の修理費がかかりません。
古い車であればあるほどメンテナンスは欠かさないようにしましょう。
まとめ
ガソリン – 月120ドル
自動車保険 – 月60ドル
オイル代 – 年間100ドル
登録費 – 年間50ドル
ナンバープレート – 20ドル
駐車場代 – 場所に応じて
メンテナンス – 275ドル
インディアナ州のDePauw Universityというリベラルアーツカレッジでコンピュータサイエンスを専攻。現在はIndianapolisのITコンサルティング会社でSoftware Engineerとしてウェブ開発の仕事をしている。