留学2年目に入り、一人暮らしをすることを決意した。理由は3つある。
とても良い友人が空いているアパートメントを安く貸してくれるということ、そしてアメリカで一人暮らしを経験してみたいと思ったこと、そして節約した費用で車を買うことができるというのが大きな理由となった。
忙しさのあまり、なかなかブログを更新する時間を取ることはできないが、一人暮らしをする決意をして良かったと感じている。
このブログでも何度となく書いているが、私が留学しているアメリカアイオワ州は一面トウモロコシ畑に覆われた、良くいうと、自然豊かなところで、悪くいうと田舎で退屈な場所だ。
勉強に集中するにはもってこいの環境なのだが、やることが少ない。
現地の人は個人で車を所有し、それで社会が成り立っている。そのため、ほとんど使われない公共交通機関は存在価値が薄く、留学生には辛い部分がある。
車を所有するまでは実感することがなかったが、車を購入してみてから去年を振り返ってみると大きな違いを感じる。
今日は車を購入して感じた利点と、留学をする前に日本でするべきことをまとめてみた。
アメリカの田舎で車を購入することの利点
地域のイベントに参加しやすい
ボランティアについての記事でまとめたように、地域のイベントに参加するのは英語の勉強になる上、地域のコミュニティで人間関係を構築して行く上でもとても良い効果がある。
以前は何かイベントがあったとしても、なかなか参加することはできなかった。
どうしても参加したい場合には車を持っている友人にお願いするしかないが、趣味が異なるときには申し訳ない。
1年目は車を持っていなかったため、どうしても、受動的になってしまっていた。
遠出の旅行をすることができる
私の住んでいる街から近くの大都市、ミネアポリスまで車で2時間だ。国土の広いアメリカでは2時間の運転など大したことはない。
東京から来た私はときより、大都市が恋しくなったときがあった。そんなときにいつでも一人で遠出ができるというのは大きな利点だと思う。
紅葉の時期にミシシッピー川に写真を撮りに行ったのは貴重な思い出だ。
田舎に留学する前に日本でしておくべきこと
上にあげたように車を持っているか持っていないかで留学生活に大きな違いが出てくる。
リセールバリューがあることも考慮に入れると、たった一年の留学期間でも車を購入することは問題ないと言えるだろう。
費用の面より、その1年間の間、車がないことで失う貴重な経験の機会を喪失する方が私は怖い。
国際免許を取っておく
もしも日本で免許を持っているのであれば、国際免許を取っておくと良いだろう。国際免許を発行するのにさほど費用はかからないはずだ。
こちらで国際免許を使い、運転することもできるし、パスポートの代わりにIDとして使うことができる。
私自身日本では免許を持っていなかったので、詳しいことはわからないが、国際免許を提出することで、アメリカでの免許の取得も容易になるかもしれない。
ただ、アメリカでは非常に簡単に免許を取ることができるので、日本で免許を持っていない人は無理して、教習所に通う必要はない。
その費用を車の購入に充てよう。
アメリカで免許の取得に関してはこちらの記事を参考にしてほしい。
日本でお金を貯めておく
アメリカでは中古車市場がとても盛んだ。日本とは違い、中古車がごく普通に使われている。
私の使用している車は2001年のものだし、1900年代のものを使用している人も少なくない。
3000ドル(30万円)もあればそれなりに使える車が手に入る。(もちろん古びれているし、故障する可能性は新車よりも高い)
1年から4年の滞在であればそのような車でも問題ないだろう。
日本でアルバイトをすれば、30万円はすぐに溜まる。高校を卒業して、9月に渡米するまでの半年に働いて貯めればいい。アメリカに来てから手に入る便利さを考えれば高くはない出費だ。
私が「日本でお金を貯めておく」というのは、アメリカでその金額を貯めるのは難しいからだ。
仕事を見つけることは学生ビザの関係上難しく、働ける時間の上限も決められている。
田舎に留学するのであれば、日本で30万を貯めてからアメリカに来ることをお勧めする。
まとめ
せっかく異国の地で素晴らしい経験が広がっているのにそれを有効に使わないのは勿体無い。
車の購入に充てた金額は貴重な経験のためだと思えば全く高くはないだろう。
アメリカの田舎に一年以上の長期で滞在する人はぜひ、車の購入を検討してみてほしい。
インディアナ州のDePauw Universityというリベラルアーツカレッジでコンピュータサイエンスを専攻。現在はIndianapolisのITコンサルティング会社でSoftware Engineerとしてウェブ開発の仕事をしている。