アメリカ留学の種類とは?公立、私立、短大、4年制大、リベラルアーツの違い

教科書

コミュニティカレッジ?総合大学?単科大学?リベラルアーツカレッジ?

アメリカの大学への進学を考えるようになると初めにぶつかる壁があります。大学の制度の違いです。

アメリカの大学には大きく分けて2つの分類の方法があり、全部で4つの大学の種類があります。

大学の種類

日本の大学と同じように公立、私立で2つの種類に分類することができます。

公立大学は税金で賄われているため、費用が安いです。その分設備は私立に劣ります。

私立大学は生徒から多くの学費を集めることで、設備に投資することができ、先生一人当たりの生徒数の割合も少なくなります。

それぞれの利点、欠点をもう少し詳しく見ていきましょう。

公立大学

日本とは違い国立の大学はなく、全ての公立大学が州によって運営されています。

州立の大学は州内の学生に教育を提供する場として税金から運営されており、現地の学生が安く教育を受けられるようになっています。

日本人にとって有名な大学はカリフォルニアのUCLA (University of California Los Angels)、もしくはニューヨークのSUNY (State University New York)が挙げられます。

留学生はその州で税金を払っていないので、Out of State Student(州外の生徒)と見なされ、In State Student(州内の生徒)の3倍の学費がかかります。

これは日本の教育と真逆の方針ですね。日本政府は日本人には給付型の奨学金を出し渋りますが、海外からはただで学生を受け入れています。

この3倍という価格はほとんどのところではそうなのですが、一部田舎の地域で留学生を求めているところだと現地生徒さほど変わらない値段で学校に通うことができます。

私の進学しているアイオワ州が良い例で、だいたい州の生徒の1.2倍くらいの授業料で大学に通うことができます。

留学費を削減する方法!ど田舎アイオワ州に留学することの利点とは?
留学費を削減する方法!ど田舎アイオワ州に留学することの利点とは?

一口に州立大学と言っても、州立の大学には2つの種類があります。

  • コミュニティカレッジ
  • State University(州立4年制大学)

コミュニティカレッジ

コミュニティカレッジというのは日本でいうと2年制の短期大学と、専門学校を組み合わせたような学校です。その名前の通り、地域と密接に関わりを持っています。

地元の生徒の平等に教育を提供することを目的に運営されています。そのため、入学が非常に簡単で、学費も安く勉強することができます。

出願の際に必要となる、英語要件と高校の成績が四年制大学に比べてかなり低く設定されていることが特徴です。

詳しいことは別記事に書いてあるのでご覧ください。

コミュニティカレッジってどんなところ?

State University(州立4年制大学)

ハーバード大学、イエール大学、マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学など、アメリカを代表する大学の多くは私立大学です。だからといって州立大学が劣っているというわけでは必ずしもありません。

UCLA(カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校)、University of Wisconsin Madison(ウィスコンシン州立大学マディソン校)、University of Iowa(アイオワ大学)など世界ランキングでもかなり上の方に入っている大学が数多く存在します。

州立大学はピンからキリまであり、自分のレベルに合わせて比較的リーズナブルな費用で大学教育を受けることができます。

生徒数の多い総合大学と言われるところもあれば、専攻を絞って規模の小さくした単科大学と言われるものもあります。

特別に私立でやりたいことのある学生、私立の学費を支払うことのできる家庭に生まれた学生、奨学金をもらっている学生以外は州立大学に行っていると考えていいでしょう。

州立だから就職に影響が出るということは全くありません。

私立大学

私立大学にも大きく分けて2つの大学が存在します

  • 私立4年制大学
  • リベラルアーツカレッジ

Private College(私立4年制大学)

私立大学は税金のサポートが州立大学に比べて少ないため、生徒が払わなくてはいけない学費が高くなります。年間200万から始まり、500万以上かかるような大学も存在します。

しかし、学費が高いだけあって、世界でもトップクラスの教育を受けることができます。ハーバード大学、スタンフォード大学、イエール大学、コロンビア大学、世界大学ランキングトップ10に入っているのはこの私立4年制大学になります。

一方で田舎の私立大学で多様性に力を入れているところではを留学生に向けての奨学金を出しているところがあります。州の税金に頼っていないので、自由に予算を組めるといったことが理由です。

州立大学は税金で運営しているため、税金を払っていない留学生にその税金から奨学金を出すわけにはいきません。そういった資金繰りを柔軟に行うことができるというのが、私立大学の特徴になります。

現在、私が考えているのはコミュニティカレッジで高い成績を取り、4年制私立大学から奨学金をもらって進学するというプランです。

Liberal Arts College(リベラルアーツカレッジ)

リベラルアーツ教育というのが近年日本でも評判になっていますが、これは広く浅く教養のある生徒を育てることを目的とした方法です。

これにはリーダーになる人は幅広く教養があるべきだというアメリカの思想が元になっています。大学4年間はリーダーになるための教養を身につける期間とし、卒業後に進学する大学院で専門的な知識を身につければいいという考え方です。

デメリット

そのため専門課程は大学院で学ぶことにして、大学4年間の多くを一般教養に費やすことになります。大学院に行く人にとっては問題ありませんが、大学で勉強を終える人にとっては少し都合が悪いです。

なぜなら大学卒業時には何も専門性を持っていない人と考えられ、就職の可能性が狭まる危険があるからです。

英語はただのツール。グローバルに働くこととは?
英語はただのツール。グローバルに働くこととは?

メリット

その一方、質の手の行き届いた高い教育を提供するために大学の規模は数百から数千人程度とかなり小規模に作られています。

ほとんどのクラスが20人以下の生徒数で教授と密にコミュニケーションをとった教育が受けられるはずです。

ただ問題はこの高い質、小規模のクラス、学校を維持するために私立4年制大学、さらにはそれ以上の学費が求められます。

まとめ

アメリカに進学といっても、それぞれの学校がユニークな特徴を持っています。

公立なら学費は安く、私立は良い教育を高い費用です。小規模大学は学費が高い分ケアが手厚く、大規模大学は設備が整っている。

人それぞれ自分にあった留学方法があるはずです。4つの大学の違いを頭に入れて、自分の目的に合わせて留学機関を選べるといいですね。

海外大進学中の大学生が教える!アメリカ大学に留学するまでの方法