留学BOX

英語はただのツール。グローバルに働くこととは?

アメリカで働く将来を考える中で、英語力だけでなく専攻や専門性を持つことの大切さに気づいた筆者のキャリア考察です。

Kei 初回公開 2016年4月29日 最終編集 2026年9月5日
専攻・進路

本とペン

留学というのは英語力を身につける大きな機会ではありますが、専攻を絞らずになんとなく勉強していても、ただの「英語が話せるだけの人」とみなされてしまいます。

4年間を終えて日本に帰り、英語のできる人材として就職を目指しているなら問題ありませんが、アメリカで就職を考えると、英語ができるだけの人材には大きな価値はありません。

アメリカで就職をしたいと考えている私にとって、英語に代わる武器を何か身につけている必要があります。

この記事は2016年、コミュニティカレッジ1年目を終えるころに、専攻と将来について考えて書いたものです。将来像も含めて当時の考えをそのまま残しつつ、現在のビザ制度と混同しやすい部分だけ補足します。

アメリカで就職することの難しさ

tie-690084_1280-min

アメリカで働きたい、グローバルに働きたいと考えると、英語が話せるだけでは物足りないような気がします。

当時の私は「卒業後1年以内に学生ビザから就労ビザへ切り替えなくてはいけない」と理解していましたが、正確には少し違います。

F-1学生は、専攻に直接関連する仕事であれば、卒業後に通常最大12ヶ月のPost-Completion OPTを利用できる場合があります。対象となるSTEM学位なら、条件を満たすことでさらに24ヶ月のSTEM OPT Extensionを申請できる場合があります。その後もアメリカで働き続けるには、H-1Bなど別の就労資格やその他の在留資格が必要になるケースがあります。

つまり、卒業した瞬間に必ずH-1Bへ切り替えるという仕組みではありません。

それでも、企業が外国人を長期的に雇う場合、ビザや雇用資格の手続きが必要になることがあり、採用側に追加の負担が生まれることはあります。

一般のアメリカ人を採用するより手間がかかる以上、企業にとって「この人を雇いたい」と思ってもらえる強みが必要だと私は考えました。

「日本語が話せる」ということが強みになると考えるかもしれませんが、日本人のほとんどいないアイオワ州では、日本語を使う機会がないため、それだけではアピールにならないでしょう。

会社は「流暢ではない英語を話す日本人」と「英語を母語とするアメリカ人」を比較して採用を決めることになります。

正直、英語だけで勝負しても敵わないので、卒業の段階でアメリカ人に勝る強みを持っている必要があると考えました。

RELATED READING文化異文化を経験して気がついた社会的弱者の利点 全ては考え方の問題であるアメリカで外国人として生活した経験から、少数派の立場になって初めて気づいた不便さと学びを筆者自身の視点で振り返ります。読む →

プロフェッショナルになる必要がある

ボランティア活動をしている人

私が持っている、日本語に代わる強みとは何でしょうか?

正直、思い当たりません。19歳の学生が会社に強くアピールできるものなんて、そうそう持ち合わせていないですよね。

ならどうするか?

身につければいい。

何もないなら、今から努力して、自分のメジャーなら誰にも負けないという強みを身につければいいんです。

卒業する段階で、それなりに自分の専攻のプロフェッショナルになるということですね。

アメリカの大学制度ではメジャーを変更できることが一つの取り柄ではありますが、そう頻繁にメジャーを変更していたら中途半端に終わってしまいます。

コミュニティカレッジにいる2年間のうちに、自分が本当にやりたいと思える専攻を見つけていかなければなりません。あと2週間で1年目も終わります。残された時間はあと1年。

アメリカだけでなくグローバルに働きたい

グローバル化している地球

私は大学を卒業後、何年か仕事をして経験を積んだのち、国連で途上国の教育を変えるプロジェクトに携わりたいと思っていました。

現在会計学を勉強していますが、そこで学ぶことはアメリカの会計システムに基づいています。アメリカで就職をして生活していく分には何の問題もありませんが、世界に出て仕事をしていきたいと考えると少し不安が残ります。

もしも5年後、10年後にグローバルに仕事をしていきたいと考えたときに、アメリカの会計の知識を持った人材を国連が必要としてくれるか分かりません。

そういった不安があるために、今は会計を専攻にするべきなのか少し悩んでいます。

そして会計学の代わりに自分の頭の中に浮かんでいるのはプログラミング(Webプログラミング)です。プログラミングを学んでオンライン遠隔学習を立ち上げたいと思っています。

学校の設備がない地域でも、インターネットを使って教育へアクセスできる可能性があります。

インドの教育学者Sugata MitraさんがTEDで、子どもの自己学習についてプレゼンテーションをしていました。

自分たちの身近なところでも同じことです。

英語を勉強したくなってYouTubeを開けば、多くの人が英語学習に役立つ動画を出しています。英会話教室に高額な月謝を払うより、自分に合った教材を見つけられれば費用対効果は高くなります。

Courseraでは世界の大学や企業のオンライン講座を受講できます。Khan Academyを使えば数学・理科などを学ぶことができます。

教育なんて堅苦しい言葉を使わなくても、Googleで何かを調べて考えることは立派な勉強ですよね。

やっぱりグローバルに働きたい

どこに行っても必要な人材になりたいと考えたときに、世界共通で使われているプログラミングは、世界のどこへ行っても役に立つと考えました。インターネットが私たちの生活に欠かせないものとなっている中で、その仕組みを理解し使いこなす人材になることは理にかなっていますよね。

プログラミングは私の2つの条件「グローバルに働くことができ、需要のある仕事」を満たしています。そして何より、いじっていて楽しいです。

このブログを始めたのも、HTMLとCSSを勉強してみたいと思ったのが理由です。

まとめ

ここまで私の将来についての見通し、方向性についてまとめましたが、アメリカの教育制度はいいですね。こうやって勉強していくにつれ、その学問について知り、実際に自分が興味を持っているのか試行錯誤していくことができます。

どこで働きたいのか、何のプロフェッショナルになりたいのか、そこをコミュニティカレッジにいるうちに考えていきたいと思います。

アメリカの就職を専門家の方に伺ってきました。

RELATED READING就職留学生がアメリカ就職を考えるときに知っておきたいOPT・STEM・H-1B2017年当時の情報と筆者の経験をもとに、専攻選びからOPT・就労ビザまでアメリカ就職を考える際の論点を整理した記事です。読む →

QUESTION / CORRECTION

この記事についての質問や、情報の訂正・更新に気づいた点があればお知らせください。

この記事について問い合わせる →

KEEP READING

関連する記事

すべて見る →