私は留学をし始めた当初、全くと言って英語を話すことができませんでした。
ほぼ意気込みだけで留学に踏み切ったと言ってもいいでしょう。
私は日本のMarchと呼ばれるトップの私立大学の一つ、法政大学に推薦入学で進学することもできました。
日本の大学に行きながらも海外留学することができたのにもかかわらずなぜそうしなかったのか、3つの理由をまとめました。
日本の大学に行くか、海外の大学に行くか悩んでいるのであれば参考にしてみてください。
短期の留学では総合的に見てお金がかかる
コミュニティカレッジは年間で200万円かかりますが、短期留学・交換留学に比べて圧倒的に安いです。学位がもらえることも考慮に入れると断然海外留学がおすすめです。
英語を学ぶことが大きな目的の一つとして海外進学と、短期・長期の留学をそれぞれ比べてみました。
短期留学
短期の留学は欧米・オーストラリアで月30万円、フィリピンやシンガポールなどのアジア圏でも15万円程度かかります。
一ヶ月、二ヶ月の短期なので英語が定着する前に日本に帰ることになります。英語に慣れてもまた元に戻って、また留学、といった繰り返しになります。私は費用対効果が低いと判断して、短期留学を頼ることはやめました。
日本の大学から交換留学
今では日本の多くの大学から交換留学をすることができますが、かなり費用がかかります。
長期で留学をしたいのであれば日本の大学を休学して海外の大学に行くことになります。
海外の大学(300万程度+生活費+渡航費)を払わなくていけない上に、日本の大学を休学するために学費の半分を大学に支払わなければいけないことがほとんどです。
それだけの金額があればアメリカの大学で2年間勉強することができます。
もしも現在日本の大学に在籍していて、それでも留学をしたい、もしくはどうしても日本の大学から長期の交換留学をしたいと考えているのであれば「トビタテ!留学JAPAN」というプログラムがおすすめです。
学生の国際化を促進するために政府から多くの補助が出ています。
他にも一部の大学では交換留学を卒業のための必要条件としており、この大学では日本の大学に学費を納めるだけで留学することができます。(早稲田大学国際教養学部)
現地の友人を作ることができる
語学短期留学の現実
短期留学先では現地の友達をたくさん作ってガンガン英語を勉強しようと考えているかもしれませんがなかなかそうもいきません。
正規の留学とは違い、初めの数ヶ月は英語のクラスに入ることになり、あなたと同じように英語を勉強したいと思っている留学生が集まってきます。そのクラスのなかで友達を作ることはできても、アメリカ人の友達を作ることは難しいでしょう。
もちろん世界中からきた学生と友達になることができていろいろの文化に触れることができるという側面があると思います。
短期留学から帰ってきた学生の多くが違う国から来た人と友達になれた、楽しかった、と言っているのをよく聞きます。
果たしてそれが彼らの目標だったのでしょうか?
目的はさほど達成できずにただの旅行にはなっていないでしょうか?
海外大学進学
その一方で正規留学の場合はほとんどの学生が現地から来ているなかで勉強することになります。私の大学では学生の90%がアメリカ人です。
彼らと肩を並べて同じ授業に臨むことになります。留学生だからって評価が甘くなることはありません。(勉強する姿勢を持っていれば教授は手を差し伸べてくれます。)
そんな環境の中で私はたくさん現地の学生と友達になり、これ以上ないくらい英語を勉強することができました。
その上、私が勉強しているアイオワ州は非常に日本人が少ない地域で、学校内に他の日本人が一人もいないというのも短期留学と大きく違うところですね。
もちろん短期留学に比べて多くのことを強いられることになりますが、英語の勉強という面に関しては非常に効果が大きいです。
まとめ
- 短期の留学よりも費用を削減することができる
- 現地の友達を作ることができる
これらが英語が話せないのにも関わらず海外の大学に進学しようとした私の判断です。
今振り返ってみるとアメリカに来てみて本当に良かったと思っています。
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もしも日本の大学からの短期留学と海外大学の進学検討しているのであればぜひ一つの参考にしてみてください。
ありがとうございました。
インディアナ州のDePauw Universityというリベラルアーツカレッジでコンピュータサイエンスを専攻。現在はIndianapolisのITコンサルティング会社でSoftware Engineerとしてウェブ開発の仕事をしている。